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「どうでしょう?禁煙外来」

[2025.12.09]

こんにちは🌸

早いもので年内最後のクリニック通信となります😊

今年も1年大変お世話になりました。

2026年も、皆さまにとって身近でほっと安心を感じていただけるような診療を心がけていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

今年最後は、禁煙外来のご案内です。

かつての日本では、場所を問わず常に誰かしらが喫煙をしているのが当たり前の状態でした。

1990年代ごろまでは、病院の診察室にも灰皿が常備されており、喫煙しながら診察を行うドクターも多かったとのこと!!!

いまでは到底考えられない光景ですね😲

 

喫煙は言わずもがな、がんや脳卒中、肺気腫、結核などの呼吸器疾患をはじめ虚血心疾患や歯周病、糖尿病、認知症等、全身のありとあらゆる病気と関連しているといわれています。

受動喫煙に関しても同様です。

 

因みに日本での喫煙による年間死亡者数は、12~13万人にも上り、そのなかでも肺がんでの死亡が大部分を占めているといわれています。

 

これだけの健康被害が取り沙汰されているのにも関わらず、依然喫煙人口が多い要因のひとつとしてニコチン依存症が挙げられます。

ニコチンはなんとヘロインやコカインよりも依存性が高いといわれています。

依存性形成の機序としては、喫煙によりニコチンが脳内のニコチン受容体に結合し、ドーパミンが放出されることで、快感を自覚する、そして再度快感を得たいがために喫煙を繰り返すようになります。

次第に喫煙していない時間帯にイライラや集中力低下、頭痛などの離脱症状が出現するようになり、タバコが片時も手放せない状態になってしまう→これがまさしくニコチン依存症です。

 

禁煙外来では、お薬を使ってこれらのニコチン離脱症状を緩和して、なるべく患者さんに無理がないように禁煙へ辿り着くことを目標としています。

 

注)保険適応は以下4条件を満たしている場合に限ります。

  該当しない場合は自費診療となります。

 

①ニコチン依存についてのスクリーニングテストの結果が5点以上

②直ちに禁煙希望あり

③35歳以上→プリングマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)≧200 

 *35歳未満は問わない

④初めて禁煙外来を受ける、あるいは前回禁煙外来初回日より1年以上経過している。

 

 

処方薬は、バレニクリン(チャンピックスニコチンパッチ(ニコチネルTTSの2種類です。

 

バレニクリンは、脳内のニコチン受容体にニコチンの代わりに作用し少量のドーパミンを放出することで離脱症状をやわらげ、次第に喫煙をしなくても平気な状態になっていくことが期待できるお薬です。

一方で嘔気や頭痛、抑うつ等の副作用が起こる可能性もあり、特にメンタル疾患を有する患者さんの服用に関しては要注意です!

 

ニコチンパッチは、喫煙の代わりに皮膚からニコチンを吸収させることで禁煙効果をもたらす、いわばニコチン置換療法です。

副作用は皮膚炎や不眠、頭痛等であり、多汗、皮膚疾患がある方に関しては使用しづらいお薬です。

さらに心血管疾患で治療中の方は使用禁忌です!!!

 

より確実に禁煙効果が得られる薬剤というとやはりバレニクリンに軍配が上がります。

 

同剤は2021年以降、発がん性物質である不純物の検出を理由に全世界で出荷停止となり、長らく禁煙外来はニコチンパッチ一択の状態でしたが、服薬の安全性が確認されたとして2025年10月30日よりようやく出荷再開され、当院でも処方可能となりました!

 

喫煙はわたしたちが予防できる最大の死亡要因といわれています。

 

ご自身および身近な方の健康を守るためにも、禁煙ぜひチャレンジしてみませんか?

 

おうちのドクター医師 田中紗代子

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