漢方とダイエットについて
漢方の基本的な考え方のひとつに、バランスを整えるというものがあります。 (気・血・水)
太っていることは、漢方の世界では「体のバランス」が崩れているために「太りやすい体質」になっているとも考えます。
ですからダイエットに漢方を併せ用いることにより、バランスの良い体を作るようにします。
これは、その人の体質およびその人そのものが変わっていくことでもあるため、リバウンドが起こりにくいのです。
また、漢方だけでは劇的なダイエットは期待できません。
つまり「1ヵ月で8kg減量に成功!」などということは、ほとんど起こらないでしょう。
ですが、数ヵ月かけて、体質を改善していく過程で、余分な体重が減っていくケースは考えられます。
漢方薬の選び方
- 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
もっとも知られた漢方の一つ。脂肪太り・太鼓腹の方に良いと言われています。
- 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
やや元気がなく、水太りに近い方に良いと言われています。
その他、通導散(つうどうさん:便秘がちな方)、大柴胡湯(だいさいことう:固太り・筋肉質の方)等があります。
たけおクリニックでは、漢方薬だけでなく、必要により行動療法や食事療法を指導させていただいています。
これらを合わせ、それぞれの方における最善の代謝バランスを目指し、結果として無理なく体重が減少することを実践しております。