漢方薬と不眠について
漢方における不眠の治療は、西洋薬の睡眠薬と違って、直接睡眠に誘うような働きは持っていません。
不眠が起こる原因を解消することで、眠れるようにする処方を考えます。
よって、より自然な形で睡眠に導いていくと言えます。
漢方薬の良い点は、不眠以外の症状も合わせて考えるため、単に眠れるようになるだけでなく、その他の冷えや疲れ等も改善することができる場合が多くあるという点です。
また、それまでたくさん服用していた西洋薬を減量できる場合があることも、漢方薬の良い点です。
漢方薬の選び方
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- 加味帰脾湯(かみきひとう)
女性によく効き、特に虚弱・貧血の方に良いと言われています。
- 加味帰脾湯(かみきひとう)
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- 酸棗仁湯(さんそうにんとう)
心身が疲れ果てて眠れない方に良いと言われています。
- 酸棗仁湯(さんそうにんとう)
- 抑肝散(よくかんさん)
神経が高ぶって眠れない方に良いと言われています。
夜泣きにも使われます。
その他、通導散(つうどうさん:便秘がちな方)、大柴胡湯(だいさいことう:固太り・筋肉質の方)等があります。
たけおクリニックでは、西洋薬や漢方薬だけでなく必要により行動療法を指導いたします。
これらを合わせ、それぞれの方がより快適な睡眠を得られるよう相談させていただいております。
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