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ドクターコラム「食後のだるさは●●●が原因だった?」を更新しました

こんにちは🌸

おうちのドクターの田中です。


さて突然ですが、食後、異常なまでの眠気やだるさを経験したことはありますか?

自覚があるというそこのあなた、もしかしたら血糖値の変動が原因かもしれません。


「反応性低血糖」というフレーズをこれまで耳にしたことはありますか?

反応性低血糖とは食後2~5時間(朝食後や昼食後が多いです)で血糖が急激に低下してしまう現象のことで、伴い倦怠感、眠気、めまい、強い空腹感、

イライラ、集中力低下等の困った症状が出現します😢 大抵そこであまいものをガツンと食べるとみるみるうちに回復するのですが、なかには数時間後にまた同様の症状を認めることもあります。


反応性低血糖は、血糖値を下げるインスリンというホルモンが大きく関連しており、

インスリン分泌のタイミングのズレ、インスリン感受性の亢進、インスリンの過剰分泌等が要因といわれています


糖尿病や糖尿病予備軍の患者さんで多く見られる症状ですが、なかにはこれらの診断を受けていない方でも反応性低血糖を認める場合もあります。

*実際診断を受けていなくても、インスリン分泌異常が疑われる時点で糖代謝異常が

隠れている可能性もあります。


不規則で偏った食生活、胃切除後や胃腸機能障害、他のホルモン異常もリスクとして

挙げられます。


では治療はというと、一にも二にも食習慣の見直しです💦(他疾患が関連している

場合はその治療も!)

反応性低血糖は、空腹時にいきなり糖質が多いものを摂取したあとに起こるケースが非常に

多く(食後血糖の急激な上昇→タイムラグを経てインスリンが出る→一気に血糖がガタっと下がる)、血糖が急激に上がりにくいメニューや食事の摂り方の攻略が非常に重要です。

糖尿病・糖尿病予備軍の患者さんでは、血糖の吸収を緩やかにするお薬を提案することも

あります。


実際自身の血糖値のトレンドを把握したいという方には、24時間簡易に血糖をモニタリングできるフリースタイルリブレを用いた検査も当院では実施可能です😊


反応性低血糖は、軽度な症状から、時には意識障害やメンタル障害を引き起こし

日常生活に大きな支障をきたしうる病気でもあるため、

自覚症状のある方はぜひ病院受診を!!!


おうちのドクター医師 田中紗代子

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