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ドクターコラム

地域医療における当院の役割に関して

 

おうちのドクター院長の黒澤秀章(くろさわひであき)です。

 

あけましておめでとうございます。

昨年は大変お世話になりまして、誠にありがとうございました。 

本年も何卒よろしくお願い致します。

 

今回は、

2025年コラム第1弾として、

地域医療における当院の役割に関して、

書かせていただきます。

 

当院の地域医療への貢献に関しては、

以下の役割が挙げられると思います。

 

①急性期病院との連携(病診連携)

 →重症な患者様がいらっしゃった際に、急性期病院へ御紹介させていただく

 →急性期病院に入院されていた患者様が退院された際、患者様を当院で受け入れる

 

②急性期病院にて研修中である若手医師の地域医療の研修に協力(教育)

 →若手医師には地域医療の研修にて、

当院の外来診療に同席していただき、そして、当院の訪問診療に同行していただく

ことで地域医療を体感していただく

 

①に関しては、

病院主催の地域連携の会への参加させていただき、

病院の先生方と顔の見える交流をさせていただくだけでなく、

病診連携の関係を構築させていただき、

いざ患者様を御紹介する際に、

病院の先生がどのような先生なのか?

患者様にお伝えできるように日々心掛けております。

 

2024年に

実際、黒澤が、

病院主催の地域連携の会へ参加させていただいた御施設は、

以下の通りとなっております。

↓↓↓

 関東中央病院(世田谷区) 様

 日産厚生会玉川病院(世田谷区) 様

 日本赤十字社医療センター(渋谷区) 様

 東京医療センター(目黒区) 様

 三宿病院(目黒区) 様

 東京共済病院(目黒区) 様

 杏林大学医学部付属杉並病院(杉並区) 様

 JR東京総合病院(渋谷区) 様

 

どちらの病院様も非常に熱心な先生方が多い印象で、

いざ重症な患者様がいらっしゃった際には、

大変心強く安心して御紹介させていただける御施設ばかりでした。

実際、連携の会をきっかけに、

患者様をお願いさせていただくケースもありました。

病院の先生方には、本当に心より感謝申し上げます。

 

②に関して、

当院は、急性期病院にて研修中である若手医師(2~5年目)の地域医療の研修を

受け入れております。

実際2024年に研修で受け入れた若手医師の所属先は、

 自衛隊中央病院(世田谷区) 様

 関東中央病院(世田谷区) 様

 東京医療センター(目黒区) 様

でありました。

 

実際当院にて研修をされた若手医師の方々からは、

当院での研修後に、

以下のような感想をいただいております。

 

・1週間大変お世話になりました。普段しない経験をすることができ勉強になりました。

誠にありがとうございます。また機会があれば何卒宜しくお願いいたします。

・いろいろなお話を伺うことができ、とても楽しかったです。

いろいろなところへ研修に行かせていただき、大変充実した2週間でした。

お世話になり、ありがとうございました。

今後とも何卒よろしくお願い致します。

 

 

実際、若手医師の方々とお話をさせていただくと、

最近の研修制度の在り方や、急性期病院での救急患者さんの受け入れ状況などを情報として教えていただくことができ、当院としても大変刺激になります。

今後も若手医師の研修の受け入れは継続させていただく予定であります。

 

当院は、

どの時間帯でも糖尿病専門医が診察対応致しますので、

健康診断の結果などで、

血糖値でご心配なことがありましたら、

いつでもお気軽に医師にご相談ください。

 

※宣伝にはなりますが、

2025年3月~4月頃に、

さんちゃ会第三弾(参加費:無料/担当:黒澤)の開催を準備しておりますので、

内容・日時が決まり次第、ご案内させていただきます。

 

おうちのドクター院長 黒澤秀章

 

 

「頻尿を制する」

こんにちは🌸

おうちのドクターの田中です。

 

本格的な冬シーズンの到来で、日を増す毎に寒さが厳しくなっています🥶

 

この寒い時期に悩まされるのが頻尿トラブル

尿が近い、あるいは尿の回数が多い状況を頻尿といいます。

 

一般的に、日中の頻尿は起床後~就寝までの排尿回数が8回以上の場合、

夜間頻尿は就寝後1回以上トイレに起きなければならず、日常生活に支障をきたしている状態をいいます。

 

なかでも夜間頻尿は、睡眠不足により倦怠感や集中力の低下をきたし、ご高齢の方に

関しては転倒のリスクにもなります。

夜間頻尿は加齢に伴い増加し、80歳以上では約8割もの方に認められると言われています。

 

夜間頻尿の原因をざっと挙げると

①過活動膀胱

②排尿量が多い

③心理的問題

といったところでしょうか。

 

①は、膀胱に少量しか尿が貯留していないのに関わらず尿意切迫感を感じる、膀胱が過剰に収縮してしまう状態であり、

脳神経疾患に付随する神経因性と、前立腺肥大症や出産や加齢により膀胱周囲にある骨盤底筋群が緩むことで起こる非神経因性の2つに

分類されます。

治療は、骨盤底筋群トレーニングや、膀胱を広げたり過度な収縮を抑える薬物療法です。

なかでも骨盤底筋群トレーニングは、専門科を設けている病院も多く、非常に重要視されています。

自宅で簡単にできるトレーニング法として、(肛門をきゅっと締め、頭側に引き上げる状態を10秒間キープする→さらに強い力で数秒締める、

を1セット10回繰り返し1日6セット行う)が週刊新潮に紹介されていたので、ご興味がある方はトライしてみてください♪

 

②は、そもそも水分摂取量が多い・身体の中で水の巡りが悪い、あるいは利尿作用を

有する薬剤等の服用が考えられます。

しっかりと水分を摂ることは非常に重要ですが、食事で摂取している水分を加味すると

実は過剰摂取している可能性もあります。

因みに65歳以上の1日必要な水分量は、体重あたり20~30ml程度、食事で摂取する水分は大体600ml前後といわれており(但し心・腎疾患等で水分制限をされている方は除きます)、日ごろ摂取している水分摂取量が過剰ではないか、飲水量を記録したりして今一度見直してみてもいいかもしれません。

また、近年では塩分過剰摂取と夜間頻尿の関連が注目されています。

塩分を多く摂ることで、喉が渇き水分摂取量が増えるだけでなく、自律神経のバランスが崩れ、夜間多尿を引き起こします。

塩分制限で高齢者の夜間頻尿が改善したとの研究報告もあり、水分だけでなく

塩分摂取量を適正にすることも重要です。

水分を摂っても、筋力低下や冷え等があるとめぐりが滞ってしまい、足がむくんでしまいます。

足にたまった水分は就寝中膀胱に移動し、これもまた多尿の原因となるのです。

この対策としては、ふくらはぎの筋力を鍛える、身体を温める、が大切です。

水や血液の巡り、冷えを改善する漢方を服用することで頻尿が改善するケースもあります。

 

利尿作用を有する薬剤は、利尿剤、一部の降圧薬など、またカフェインが挙げられます。

腎臓の血流を増加したり、水分の体内での再吸収を抑制することで多尿の原因となります。

原因となりうる薬剤の変更したり、カフェイン摂取量を控える等が対策となります。

 

③は、不安やストレスを抱えている場合、少しの尿意でも気になってしまい

何度もトイレに行ってしまうというケースです。

尿意への固執だけでなく、無意識に排尿により多少なりとも解放感を感じられるのかも

しれません。

頻尿による睡眠障害だけでなく、睡眠障害で尿意に過敏になることでの頻尿も多いようです。

湯舟につかる、深呼吸をするなどして、すこしでも心身を緩める時間をつくる、また睡眠薬や不安を和らげる薬を服用する等が治療となります。

 

今日はこのへんで♡ 

夜間頻尿で悩まれている方、ぜひ参考にしていただけますと幸いです♪

 

おうちのドクター医師 田中紗代子

 

 

過去記事はこちらから

●2024年11月29日 さんちゃ会第2回開催のご報告

●2024年11月6日 「ワクチン接種で冬支度」(田中医師)

●2024年10月29日 甲状腺とは ~その4(甲状腺の主な抗体検査)~(竹尾医師)

●2024年10月23日 糖尿病患者さんのかかりつけ医としての役割に関して(黒澤医師)

●2024年10月2日 「血糖の乱高下で悩んでいるあなたへ)(田中医師)

●2024年9月25日 甲状腺とは ~その3(甲状腺の主な検査)~(竹尾医師)

●2024年9月18日 糖尿病患者さんの採血と食後高血糖に関して(黒澤医師)

●2024年8月27日 「食後のだるさは●●●が原因だった・・・?)(田中医師)

●2024年8月21日 甲状腺とは ~その2(甲状腺の主な病気)~(竹尾医師)

●2024年8月7日 糖尿病患者さんの血糖値に関して ~高血糖と低血糖~(黒澤医師)

●2024年7月16日 更年期障害と思ったら(田中医師)

●2024年7月9日 甲状腺とは ~その1~(竹尾医師)

●2024年7月2日 初めて糖尿病を指摘された患者さんに関して(黒澤医師)

●2024年6月25日 糖尿病治療新時代の幕開けか~アウィクリ🄬(週に1回のインスリン)承認~(竹尾医師)

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