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ワクチン接種で冬支度

[2024.11.06]

こんにちは🌸

おうちのドクターの田中です。

 

酷暑もようやく落ち着いたのも束の間、秋を通り越してもはや冬ですね☃

 

気温が低く空気が乾燥するは、空気中でのウイルス・細菌浮遊量の増加や、わたしたちの免疫力の低下、鼻・のどの粘膜乾燥をきたし、感染症が増加する傾向にあります。

 

今回は、これから続く長くて寒い冬を元気に乗り切るために、今から当院で接種できる

ワクチン5種のご案内です💉

注)費用・助成有無に関しては各医療機関・区によって異なりますのでご注意ください。

 

 

★新型コロナワクチン★ *当院は、ファイザー社コミナティを採用

定期接種対象者:①65歳以上の方 ②60~64歳で心臓や腎臓、呼吸器疾患、免疫機能低下があり、身体障害者手帳1級をお持ちの方

 

接種費用:定期接種対象者→2500円(世田谷区→一部助成負担)  

任意接種対象者→15500円

 

★パンデミック期と比較すると、現在のCOVID-19罹患率は低下傾向にありますが、

今後も特に冬期にかけて流行は繰り返されると予想されています。

変異株の発生や、過去の接種で得た抗体の経時的な減少を考慮すると、重症化のリスクが高い方(過去に接種後、重い副反応を認めた方は除く)は今後もコンスタントな接種が推奨されています。

 

★季節性インフルエンザワクチン★

接種費用:65歳以上の方、あるいは60~64歳で心臓や腎臓、呼吸器疾患、免疫機能低下

があり、身体障害者手帳1級をお持ちの方→2500円(世田谷区→一部助成あり)

 

上記該当なし→3000円ちなみに当院価格、地域最安値です

 

★例年、日本での季節性インフルエンザ流行予測の指標となるのが、南半球での夏季の流行結果です。

Australian Respiratory Surveilance Reportによると今季は7月頃に流行のピークを認めて

いることから、日本では11月前後頃より徐々に増加し12月以降にピークがくるのでは

ないかと個人的に思っています。

ワクチン接種後、抗体獲得までに要する期間や獲得した抗体の持続時間を考慮すると、

接種のタイミングとしては、10月~11月頃、遅くても12月中には完了するのが

よいのではと思います。

 

★RSウイルスワクチン(アレックスビー)★

接種対象者:60歳以上

 

接種費用:27200円(助成負担なし)

 

★RSウイルスは、気道感染症の原因となる代表的なウイルスです。

小児期に多く感染し、2歳までにほぼ全員が罹患するといわれています。

通常成人が罹患しても軽症であることが多いですが、高齢且つ基礎疾患のある方では

重症化してしまうこともあります。

臨床試験では、60歳以上でアレックスビーを接種した群では、その後約

半年間、下気道感染症発症が80%抑制されたとの報告があります。

特に小さいお孫さんと同居されている方、一緒に過ごされる機会が多い方にお勧めの

ワクチンです。

接種費用は高額ですが、1回接種すると数年は効果が持続すると言われています。

 

★肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)

定期接種対象者:①65歳(65歳の誕生日の前日~66歳の誕生日の前日まで)

②60~64歳で心臓や腎臓、呼吸器疾患、免疫機能低下を有し、身体障害者

手帳1級相当でいずれもニューモバックスNP接種歴がない方

 

接種費用:定期接種対象者→1500円(世田谷区→一部助成)  

任意接種対象者→8000円

 

注)ただし現在まで未接種で、接種日時点で66歳以上 且つ 世田谷区在住の方は、2025年3月31日までに限り5000円の助成が受けられます!

 

★肺炎球菌は、市中肺炎(日々の生活のなかで罹患する肺炎)のなかで主な原因菌の

ひとつです。

肺炎は現在まで日本での死因の上位を占めており、特にご高齢・基礎疾患を持っている方にとっては感染の予防がとても重要です。

2024年より定期接種対象者が65歳のみに限定されましたが、66歳以上で未接種の方でも前述のように2025年3月までは助成金を受けられるので、是非接種を!

 

★帯状疱疹ワクチン(シングリックス) 

*2回の接種が必要なワクチンです

 

定期接種対象者:①50歳以上の方 ②帯状疱疹発症リスクが高い(免疫機能が低下した)18歳以上50歳未満の方 ③上記以外で医師が接種必要と認めた方

 

接種費用:定期接種対象者→13000円×2回(世田谷区→一部助成負担あり) 

任意接種提唱者→23000円×2

 

*ワクチン接種にあたり助成券が必要な方は当院受付にお伝えください!

 

★帯状疱疹は、水ぼうそう発症後、神経に潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが何らかの

きっかけで再び活性化し、皮膚の神経に沿って水痘が帯状に出現する病気です。

発症のリスクは加齢や免疫機能低下や糖尿病をはじめとする基礎疾患の併存等が挙げられます。

水痘は抗ウイルス薬の投与で速やかに改善しますが、非常にやっかいなのが帯状疱疹後

神経痛で、ビリビリとした不快な痛みが長期間にわたって続き、痛み止めもなかなか効かず

苦しまれる方も多いです。

シングリックスは、接種後10年にわたり、帯状疱疹および帯状疱疹後新神経痛に対して高い予防効果が得られており、ぜひお勧めのワクチンです。

長くなってしまいましたが、ワクチン接種ご希望の方、もしくは迷われている方、

是非お気軽に当院にお越しください♪

 

おうちのドクター医師 田中紗代子

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